日本食再発見 7
というぐあいに、ひじょうに手間がかかります。
それゆえに、いっそう、いまの家庭のなかから和風の献立が減っていくことになっているのでしょう。
ところで、現在では、朝・昼・夜と動物性たんぱく質が食卓にのぼらない日はないような食生活です。
昔の平均的な"褻"の食事にくらべると、今日の食事は時間や手間はかけないけれども毎日"晴れの食事"のようなもの、すなわち、高カロリー、高たんぱく、高脂肪の連続で、胃腸ほすっかり疲れ、もしかしたら休息を求めているかもしれません。
いま、私たちの食生活で問題となっているのは、過食・栄養過多と不規則な食生活です。
これボ現代病といわれるガンや心臓疾患、肝臓病などをひきおこす最大の原因になっているのは前述したとおりです。
つまり、この日本古来の食生活である"晴れの食事"と"褻の食事"を組みあわせることが、過食・栄養過剰を防ぐ食生活の原点といっていいのです。
また、この食生活には見逃せない長所があります。
"晴れの食事"が家族全員でしかも数日がかりで準備されたという点です。
最近では、いろんなところで、おせち料理を注文できたりして、どこか商売の感じがしていますよね。